コロナワクチン接種後の悪性症候群

コロナワクチン接種後に38~40度の高熱が出た上に、解熱剤を飲んでも効かないと訴える方がおられます。

熱発

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どうして解熱剤が効かないのか。

コロナワクチンの副作用に、悪性症候群があります。

コロナワクチン副反応データベース検索(悪性症候群)

悪性症候群という病気は、殆どの方が聞いたことがないと思います。

悪性症候群について、「主要疾患・治療と薬剤ハンドブック(薬事新報社刊)」には次のように記載されています。

主に抗精神病薬の治療中に出現する,最も重篤で致死率の高い副作用である。1960年にフランスのDelayらにより,Syndrome malin(サンドローム・マラン)として最初にその概念が提唱された。その後,多くの疫学調査や臨床研究が重ねられ,その全体像が明らかにされつつある。発症頻度は報告者によってかなりの幅があるが,抗精神病薬服用患者の約0.2%前後と推定される。

抗精神病薬投与中に,37~39℃の発熱とともに,著しい筋固縮,振戦などの錐体外路症状,頻脈,発汗,血圧変動などの自律神経症状が比較的急速に出現する。適切な処置を講じないと無動,昏迷,昏睡状態に至り,体温も40℃以上となる。嚥下障害から喀痰の排出ができなくなり,肺炎を起こしやすい。高ミオグロビン血症から腎不全を来したり,播種性血管内凝固症候群(DIC)を合併することもある。輸液が不十分であると脱水状態から循環虚脱を起こす。致死率はかつては20%以上あったが,診断,治療技術の向上に伴い,低下してきている。

検査所見では,血清CPKの高値と白血球の増多がかなりの高率で認められる。

(中略)

【治療】原因と思われる薬剤の投与を直ちに中止し,全身管理を開始する。高熱に対し解熱薬は無効であり,氷やアルコールで全身を冷やす。輸液を行い,脱水・電解質バランスの是正を行う。薬物療法としてはダントリウムとパーロデルが有効である。

悪性症候群

記事にある通り、体温が40度を超えることがあり、解熱剤は効きません。

ツイッターユーザーは、「解熱剤が効かない」と辛そうに訴えていますが、これは悪性症候群の一歩手前の可能性があり、非常に危険な状態です。

中には、CPK値が高値になっている人もいますが、悪性症候群であれば横紋筋融解症で筋肉が障害を受けているということですし、心筋梗塞や心筋炎、脳症でもCPK値は上昇します。

熱発

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悪性症候群の死亡率は12~20%ですから、ワクチン接種後に高熱が出て、解熱剤が効かないのでしたら、氷で全身を冷やして早く病院に行ってください。

くれぐれも、このようなヤブ医者には騙されないようにしてください。

 

因みに、悪性症候群を起こす薬剤は以下の通り、抗精神病薬や覚せい剤、コカインなどの危険な薬物ばかりで、コロナワクチンもここに殿堂入りです。

  • 悪性症候群を起こす薬

    • 神経遮断薬

      • アリピプラゾール
      • クロルプロマジン
      • クロザピン
      • フルフェナジン
      • ハロペリドール
      • オランザピン
      • パリペリドン
      • ペルフェナジン
      • クエチアピン
      • リスペリドン
      • チオリダジン
      • ziprasidone
    • 制吐剤

      • ドンペリドン
      • ドロペリドール
      • メトクロプラミド
      • プロクロルペラジン
      • プロメタジン
    • 中枢神経刺激薬

      • アンフェタミン類、コカイン
    • ドパミン作働性伝達を促進する薬物

      • アマンタジン
      • ブロモクリプチン
      • L-DOPA
  • 特異体質的な薬物反応であり、抗精神病薬の治療期間・量・毒性は関係ない。

コロナワクチン副作用とコカイン中毒の類似性

コロナワクチン副作用とコカイン中毒の類似性(その2)

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