日赤名古屋第二病院 救急外来受診の10代男性に誤診断で患者死亡
昨年5月に、日赤愛知医療センター名古屋第二病院にて、救急外来を受診した高校生が適切な医療を受けられずに死亡するという痛ましい出来事がありました。
報道によると、「上腸間膜動脈症候群」という病気が原因だったそうです。
日赤愛知医療センター名古屋第二病院(名古屋市昭和区)は17日、昨年、男子高校生(当時16歳)を重大な医療過誤で死亡させたと発表した。上腸間膜動脈症候群(SMA症候群)で緊急治療が必要だったが、研修医が急性胃腸炎と誤診して治療が遅れ、その後の医師らの対応も不適切だった。
発表によると、高校生は昨年5月28日早朝、腹痛や嘔吐(おうと)などを訴えて同病院に救急搬送された。研修医はコンピューター断層撮影装置(CT)検査などを行い、胃の拡張を見つけたが、脱水の進行を示す採血検査の異常値を認識せず、急性胃腸炎と診断し、帰宅させた。高校生は同様の症状が続いたため、昼前に再び救急外来を受診したが、別の研修医が「新規の症状なし」と判断。翌日に近くのクリニックを受診するよう指示した。
高校生は翌日、近くのクリニックで緊急対応が必要と診断され、改めて同病院を受診。十二指腸が閉塞するSMA症候群の疑いがあるとされ、入院した。しかし、高校生はショック症状に陥り、医師や看護師による閉塞症状に対する適切な処置が行われず、脱水症の治療も遅れるなどして翌30日未明に心肺停止となり、6月15日に死亡した。
上腸間膜動脈症候群とは、腹部の大動脈と上腸間膜動脈との間を走行する十二指腸が、これらの動脈に挟まれて圧迫されることで、食後の腹痛や吐き気・嘔吐を引き起こす病気です。殆どの場合、様子を見ていれば自然に治りますし、嘔吐すると症状が改善します。
上腸間膜動脈症候群とは十二指腸の一部が、周囲にある上腸間膜動脈や腹部大動脈などによって圧迫され、胃から流れてきた消化物が通りにくくなる病気です。10~30歳代にかけての若い世代に発症しやすく、上腸間膜動脈周囲の脂肪が少なくなると発症するリスクが高まると考えられています。
上腸間膜動脈症候群を発症すると、食後の吐き気・嘔吐、腹痛などの症状が現れます。これらの症状は胃から流れた消化物が十二指腸で詰まることで引き起こされるため、嘔吐すると症状が改善する特徴があります。
(中略)
上腸間膜動脈症候群を発症すると、食後を中心に吐き気・嘔吐、腹痛などの症状が現れますが、嘔吐することで症状は改善します。また、仰向けになると十二指腸の圧迫が強くなるため症状が悪化し、反対に四つん這いの姿勢になると圧迫が弱まって症状が軽くなる傾向にあります。
さて、上腸間膜動脈症候群でどうして発症から2日後に心肺停止になるのでしょうか。
嘔吐すれば症状は改善するのですよ?
本当に上腸間膜動脈症候群だったのでしょうか。
別の病気で胃が拡張していたのではないでしょうか。
例えば「急性胃拡張」という病気があります。
急性胃拡張とは、器質的な閉塞がないにもかかわらず、胃に食べ物や胃液などの内容物が停滞して、急速かつ高度に胃が拡張する病気です。
発症する正確なメカニズムは解明されていませんが、高度な炎症が起きている場合に起こりやすいと言われています。
また、神経の異常も関与していると言われています。
症状として、頻回の嘔吐によって脱水症状になりやすく、ショック状態や電解質異常を起こすことがあるそうです。
コロナワクチンの副作用として、WHOに「胃拡張(Gastric dialtation)」が報告されています。
ワクチンの副作用で炎症や神経の異常が起きていた可能性はないでしょうか。
あるいは、急性心筋炎など、全く別の病気があったかもしれません。
急性心筋炎の前駆症状には、腹痛や嘔吐があります。
- かぜ様症状:悪寒、発熱、頭痛、筋肉痛、全身倦怠感、のどの痛み
- 食思不振
- 悪心(おしん…吐き気や胸のむかつき)
- 嘔吐
- 腹痛、下痢
今回のマスコミの報道には、違和感しかありません。
入院後も適切な処置をしなかったのに、「研修医が悪い」という印象操作があるように思えます。
コロナワクチンの副作用で沢山の方が突然死しているのに、ワクチン接種歴に触れていません。
それに、どうして今になって報道したのでしょうか。
政治家の悪巧みを隠蔽するためでしょうか。
同日付で、「憲法改正、早期発議へ決議 自民議連」という記事がありましたが、この動きを隠すためでしょうか。
自民党の議員連盟「憲法改正を速やかに実現する中堅・若手の会」は17日、国会内で会合を開き、早期の国会発議を求める決議を岸田文雄首相(党総裁)に提出する方針を決めた。超党派で条文案起草を進める仕組みを設けることなどを盛り込む。
今回の報道は、コロナワクチンの副作用の隠蔽や不幸な出来事をスピン報道に利用している可能性が考えられます。
ワクチンの薬害の実態が明らかになりますように、また、本当に必要な医療が適切になされますように、国民が知るべき情報をきちんと知ることができる社会になりますようにお祈りします。
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