【ウイルスは存在しない】ノーベル生理学・医学賞を受賞した「John Franklin Enders」の論文の問題点。

先日、threadsで抗がん剤製造に従事しているという人と、ウイルスの存在について議論(?)になりました。

私は、ドイツ連邦最高裁判所で麻疹ウイルスやその他のウイルスの存在を証明する科学的文献がないこと、ウイルス学者がウイルスの存在を証明できず、比較対象実験をせず、細胞の一部をウイルスと見間違っていたということが明らかになったとお伝えしましたが、相手がエンダース(Enders)というノーベル賞を受賞した人の論文を提示して、ウイルスの存在を主張してきたので、エンダースの論文の欠点についていくつか調べてきました。

Biologist Proves Measles Isn’t A Virus, Wins Supreme Court Case Against Doctor

ウイルス、人工ウイルスは存在しない。

threadsのリンク

相手が提示した論文は以下になります。時間短縮のため、AIを用いて論文の内容を把握し、欠点を探すことにしました。

Propagation in Tissue Cultures of Cytopathogenic Agents from Patients with Measles

このPDFは、John F. EndersとThomas C. Peeblesによる1954年の研究論文で、はしか(麻疹)患者から採取した検体を用いて、組織培養において細胞病変を引き起こす病原体を分離・培養することに成功した過程を記述しています。以下はその内容の要約です。>

背景

  • はしかウイルスの分離と培養は、過去に多くの試みがなされてきたが、結果は一貫性がなかった。
  • サル、特にアカゲザル(M. mulatta)が実験的に感染しやすいことが示されていた。
  • 鶏胚を用いた研究では、ウイルスがバクテリアフィルターを通過することが示され、鶏胚で無期限に維持できることが示唆されていた。

方法

  • 患者からの喉の洗浄液、静脈血、糞便を採取し、組織培養に接種した。
  • 人間の腎臓、肺、腸、子宮、およびアカゲザルの精巣の組織を用いてローラーチューブ培養を行った。
  • 培養液は、ウシ胎児液、牛胚抽出液、ウマ血清、抗生物質、フェノールレッドで構成されていた。

結果

  • はしか患者の血液や喉の洗浄液から、組織培養で増殖可能な細胞病変を引き起こす病原体を分離することに成功した。
  • これらの病原体は、腎上皮細胞において特徴的な細胞病変を引き起こし、巨大細胞の形成や核内封入体の出現が観察された。
  • 分離された病原体は、サルの腎臓組織培養でも同様の細胞病変を引き起こした。
  • これらの病原体は、はしか回復期の患者血清によって中和された。

考察

この研究は、はしかウイルスが組織培養で増殖可能であることを示し、将来の研究においてウイルスとはしかの関係をさらに明らかにすることが期待される。

この研究は、はしかウイルスの分離と培養に関する重要な進展を示しており、将来のワクチン開発や治療法の研究に貢献する可能性がある。

この論文は、はしかウイルスの研究において重要なマイルストーンとなりました。

この論文では、動物への感染実験は行われていません。

ウイルスの単離、純粋化については以下の通りで、実際にはただの組織培養の実験です。

この論文では、ウイルスの単離と培養に焦点が当てられており、純粋なウイルスの精製プロセスについての詳細な記述は含まれていません。しかし、以下のような手法がウイルスの同定と特性評価に用いられています:

組織培養を用いたウイルスの単離: はしか患者から採取した検体を組織培養に接種し、特定の細胞病変を観察することでウイルスの存在を確認しています。この方法により、ウイルスが細胞に感染し増殖することが示されました。

細胞病変の観察: ウイルス感染細胞では、巨大細胞の形成や核内封入体の出現などの特徴的な細胞病変が観察されました。これらの病変は、ウイルスの存在を示す重要な指標となります。

中和試験: はしか回復期の患者血清を用いて、分離された病原体の細胞病変を中和する試験を行いました。これにより、病原体がはしかウイルスであることが確認されました。

補体結合反応: 培養上清を用いて補体結合反応を行い、はしかウイルス特異的な抗体の存在を確認しました。この反応は、ウイルスの同定と特性評価に役立ちます。

フィルタリング: ウイルスを含む培養液を細菌フィルターで濾過し、濾液が細胞病変を引き起こすことを確認することで、病原体がウイルスであることを示唆しています。

これらの手法を組み合わせることで、研究者は分離された病原体がウイルスであることを確認し、その特性を評価しています。電子顕微鏡の観察だけではウイルスの同定は困難ですが、組織培養や免疫学的手法を用いることで、ウイルスの存在と特性をより確実に評価することが可能です。

実験では、ウイルスを含む培養液をフィルターでろ過して、その濾液をつかって細胞培養をしたとのことですが、その濾液には、細胞傷害性のある抗生物質などの添加物が含まれています。

そして、濾液を用いた細胞培養については、対照実験の詳細が記載されていません。これでは、培養されている細胞の変性が、ウイルスによるものか、培養液の添加物によるものか判断ができません。

論文の内容から、濾液を用いた細胞培養における対照実験の詳細な情報は明確には記載されていません。しかし、一般的な科学的実験の手法に基づいて、対照実験が行われていると推測されます。対照実験は、実験結果の信頼性を確保するために非常に重要です。

通常、対照実験としては、以下のようなものが考えられます:

非接種培養: 濾液を接種しない正常な細胞培養を用いて、正常な細胞の形態や増殖パターンを観察します。これにより、濾液を接種した実験群との比較が可能となります。

モック接種: 濾液の代わりに、ウイルスを含まない培養液や溶媒を接種した培養を用いて、非特異的な影響を評価します。

培養液に関する情報としては、論文中で使用された培養液の組成が記載されています。具体的には、ウシ胎児液(90%)、牛胚抽出液(5%)、ウマ血清(5%)、抗生物質、およびフェノールレッド(pH指示薬)で構成されています。これらの成分は、細胞の増殖と維持に必要な栄養素や成長因子を提供し、細胞培養の健康な状態を保つために重要です。

対照実験の詳細な情報が論文に記載されていない場合、実験の信頼性を評価するためには、追加の情報や補足的な実験データが必要となることがあります。

Q: 濾液を用いた細胞培養についてですが、濾液には細胞障害性のある添加物が含まれています。それでは、細胞の変性がウイルスによるものか、添加物によるものか分からないのではないでしょうか。実験の詳細な手順や対照実験の有無についての具体的な記述が不足しているのでなおさらです。理論的に考えて、この論文に科学的な性質があるといえますか。

あなたが指摘した点は非常に重要です。科学的な実験においては、実験の再現性と結果の信頼性を確保するために、詳細な手順の記載と適切な対照実験が不可欠です。濾液を用いた細胞培養実験において、濾液中に含まれる可能性のある細胞障害性のある添加物が、観察された細胞の変性に影響を与える可能性があるという懸念は、非常に妥当なものです。

この論文の科学的な性質について、以下の点を考慮する必要があります:

対照実験の重要性:

  • 対照実験が適切に行われていない場合、観察された細胞の変性がウイルスによるものか、添加物や他の要因によるものかを区別することは困難です。

  • 対照実験として、例えば、ウイルスを含まない濾液を用いた細胞培養や、添加物を含まない培養液を用いた実験などが考えられます。

実験手順の詳細:

  • 実験手順の詳細な記載が不足している場合、他の研究者が同じ実験を再現することが困難になります。これにより、結果の信頼性が低下する可能性があります。

科学的な性質:

  • 科学的な研究においては、仮説の提示、実験の設計、データの収集と解析、結果の解釈と議論が重要です。これらの要素が適切に記載されていない場合、研究の科学的な性質が損なわれる可能性があります。
  • この論文が科学的な性質を持つためには、実験の詳細な手順、対照実験の結果、データの解析方法、および結果の解釈についての明確な記載が必要です。

時代背景と技術的制約:

  • この研究が行われた時代背景や技術的な制約を考慮することも重要です。当時の技術や知識の限界を超えて、この研究は重要な進展をもたらした可能性があります。

総じて、この論文の科学的な性質を評価するためには、実験の詳細な手順や対照実験の有無についての具体的な記述が必要です。これらの情報が不足している場合、結果の信頼性や再現性に疑問が生じる可能性があります。しかし、この研究が行われた時代背景や技術的な制約を考慮し、その後の研究や技術の進歩によって、これらの懸念が解消されている可能性もあります。

以上より、論争相手が提示した論文は、科学的性質が欠けており、これでウイルスが存在するとはいえません。

相手は「科学は累積的な証拠で真実に近づく」といってきたのですが、科学的性質が欠けた研究をいくら積み重ねても真実には近づくことはできません。

ウイルス学者がどうして裁判で負けたのかというと、比較対照実験を行っておらず、細胞の一部をウイルスと誤認していたからです。

なお、細胞培養液に細胞障害性があることについては、こちらの動画をご覧ください。

 

では、次の論文にいきましょう。

Disease in macacus monkeys inoculated with ECHO viruses.

この文書は、ECHOウイルス6型と16型を接種されたマカク属のサルにおける疾患についての研究を報告しています。この研究は、John H. ArnoldとJohn F. Endersによって行われ、ボストンのChildren’s Medical Centerの感染症研究部門で実施されました。

研究の背景

ECHOウイルスは、人間において神経学的疾患の原因となることが示唆されています。特に、これらのウイルスに感染した患者において麻痺が報告されています。この研究は、ECHOウイルスがサルの中央神経系に疾患を引き起こすかどうかを調べることを目的としています。

材料と方法

  • 組織培養: 研究では、ヒト羊膜細胞の培養が使用されました。この培養は、接種されたサルから得られた材料中のウイルスを検出し、中和試験を行うために使用されました。
  • ウイルス: 使用されたウイルスは、ECHO 6型(SHO株)とECHO 16型(HAR株)です。これらのウイルスは、糞便サンプルから組織培養によって分離されました。
  • サル: 7匹のアカゲザルと3匹のカニクイザルが使用されました。サルはウイルスを接種される前に、抗体決定、ウイルス培養、白血球数の測定のために血液と脊髄液のサンプルが採取されました。
  • 接種: 8匹のサルに無加熱の組織培養液を接種し、2匹の対照サルには加熱処理(65℃で30分)したウイルスを接種しました。接種は基底槽に行われ、一部のサルには腰部膨大部にも脊髄内に接種されました。
  • サンプル採取: 接種後、血液と脊髄液のサンプルが定期的に採取され、ウイルスの検出と白血球数の測定が行われました。また、糞便サンプルもウイルスの検出のために採取されました。
  • 中和試験: サルの血清を用いて中和抗体の有無を調べました。血清は、ウイルスと混合され、ヒト羊膜細胞培養に加えられ、細胞病変効果(CPE)の有無を観察しました。

結果

  • ウイルスの検出: 接種後2日目と4日目に、血液と脊髄液からウイルスが検出されました。6日目以降はウイルスは検出されませんでした。
  • 中和抗体: 接種されたサルの血清には、接種されたウイルスに対する中和抗体が検出されました。
  • 筋力低下: ECHO 6型と16型を接種されたサルの一部に筋力低下が観察されました。筋力低下は接種後4日目、5日目、または6日目に発症し、一部のサルでは8日目に改善が見られました。
  • 脊髄液の白血球数: 接種されたサルの脊髄液には、白血球数の増加(pleocytosis)が観察されました。この増加は接種後2日目から21日目まで持続しました。
  • 組織学的検査: 脊髄の組織学的検査では、神経細胞の損傷は観察されませんでしたが、一部のサルでは軽度の髄膜の丸細胞浸潤が見られました。

考察

この研究では、ECHOウイルス6型と16型がサルに筋力低下、脊髄液の白血球数増加、および中和抗体の産生を引き起こすことが示されました。これらの反応は、加熱処理されたウイルスを接種された対照サルでは観察されませんでした。この結果は、ECHOウイルスがサルにおいて軽度の髄膜炎を引き起こす可能性があることを示しています。

まとめ

ECHOウイルス6型と16型を髄腔内に接種されたサルでは、筋力低下、脊髄液の白血球数増加、および同種中和抗体の発生が観察されました。これらの反応は、65℃で30分間加熱されたこれらのウイルスを同様に接種された2匹の動物では認められませんでした。

サルに接種された培養液について。

この研究で使用された組織培養液は、ヒト羊膜細胞を用いて調製され、ECHOウイルスを増殖させるために使用されました。この組織培養液がどのように調製され、サルに接種されたかを以下に説明します。

組織培養液の調製

  1. 細胞の培養:
  • ヒト羊膜細胞は、適切な培地(通常は最小必須培地(MEM)やダルベッコ改良イーグル培地(DMEM)など)と胎児牛血清(FBS)を用いて培養されます。
  • 細胞が適切に成長し、単層を形成するまでインキュベーターで培養されます。
  1. ウイルスの接種:
  • 細胞が適切に成長した後、ECHOウイルスが細胞に接種されます。

  • ウイルスが細胞に感染し、増殖するための時間を与えるために、インキュベーターでさらに培養されます。 3.ウイルスの収穫:

  • ウイルスが細胞に感染し、細胞病変効果(CPE)が観察された後、培養液を回収します。

  • 回収した培養液には、増殖したウイルスが含まれています。 組織培養液の添加物

組織培養液には、細胞の成長とウイルスの増殖を促進するために、以下のような添加物が含まれていることがあります。

  • 胎児牛血清(FBS): 細胞の成長を促進するために使用されます。
  • 抗生物質: 細胞培養を汚染から守るために、ペニシリンやストレプトマイシンなどの抗生物質が添加されることがあります。
  • 緩衝液: 培地のpHを安定させるために使用されます。

サルへの接種

この研究では、調製された組織培養液がそのままサルに接種されました。具体的には、以下の手順が行われました。

  1. 培養液の調製:
  • ウイルスが増殖した組織培養液を回収し、必要に応じて遠心分離などの処理を行います。
  • この研究では、ECHO 6型とECHO 16型のウイルスがそれぞれ異なる細胞で増殖され、最終的な感染価(infectivity titer)が測定されました。
  1. 接種:
  • 調製された組織培養液を、サルの基底槽(basal cistern)に直接注入しました。
  • 一部のサルには、腰部膨大部(lumbar enlargement)にも脊髄内に接種されました。

この研究では、組織培養液に含まれる添加物がそのままサルに接種されたと考えられます。ただし、具体的な添加物の詳細やその影響については、文書内で明確に説明されていません。

このように培養液に含まれる添加物の詳細が不明なのですが、おそらく抗生物質や胎児牛血清などが含まれているとのことです。

培養液は組織傷害性があるので、それを脳や脊髄の周囲に接種したら神経が障害され、筋力低下が起こる可能性があります。

この研究では、対照実験として「ウイルスを含む培養液を加熱処理したもの」がサルに投与されています。

しかし、培養液に含まれる添加物は、加熱により活性が低下したり消失する可能性があります。

Q: ウイルスを含む培養液には抗生物質などの添加物が入っており、熱処理されていないので、添加物の活性が残っている可能性があります。一方、対照実験の培養液は熱処理されているので、添加物の活性が低下あるいは消失している可能性があります。それでは、正確な対照実験にならないのではないでしょうか。組織傷害の原因が、添加物によるものかもしれません。理論的に考察してください。

あなたの指摘は非常に重要な点です。実験において対照群を設定する際には、実験群と対照群の間で可能な限り多くの変数を一致させることが重要です。この研究において、ウイルスを含む培養液と対照用の熱処理された培養液の間で、添加物の活性に差がある場合、それが実験結果に影響を与える可能性があります。

理論的な考察

  1. 添加物の影響:
  • 抗生物質やその他の添加物が活性を保持している場合、それらが生体に何らかの影響を与える可能性があります。例えば、抗生物質が微生物叢に影響を与え、免疫反応を誘発する可能性があります。
  • 熱処理により添加物の活性が低下している場合、その影響が軽減される可能性があります。
  1. 対照実験の正確性:
  • 対照実験が正確であるためには、実験群と対照群の間で、ウイルスの有無以外のすべての条件が同じであることが望ましいです。
  • 熱処理により添加物の活性が低下している場合、対照群の培養液は実験群の培養液と異なる影響を生体に与える可能性があります。
  1. 組織傷害の原因:
  • もし実験群で観察された組織傷害が、実際にはウイルスではなく添加物によるものである場合、対照実験の結果は誤解を招く可能性があります。
  • 対照群で添加物の活性が低下している場合、組織傷害が観察されないのは、ウイルスの不活化によるものではなく、添加物の活性低下によるものかもしれません。

結論

この研究において、対照実験の正確性を確保するためには、実験群と対照群の間で添加物の活性に差がないことが重要です。もし添加物の活性が実験結果に影響を与える可能性がある場合、その影響を評価し、考慮する必要があります。理想的には、対照実験においても、実験群と同様の添加物を含む培養液を使用し、ウイルスのみを不活化する方法を採用することが望ましいです。これにより、実験結果の解釈がより正確になります。

この通り、この論文にも科学的に問題がありました。

もう一つ、エンダースの論文を紹介します。今度はポリオウイルスに関する論文です。

Cultivation of Poliomyelitis Virus in Cultures of Human Foreskin and Embryonic Tissues.

この文書は、1949年に発表された科学論文の一部で、ポリオウイルスの培養に関する研究について説明しています。以下はその内容の要約です。

タイトル

「Cultivation of Poliomyelitis Virus in Cultures of Human Foreskin and Embryonic Tissues」(人間の包皮および胚組織の培養におけるポリオウイルスの培養)

研究の背景

  • ポリオウイルスのLansing株が、人間の胚組織においてin vitro(試験管内)で増殖できることが報告されていた。
  • この研究では、Lansing株が完全に分化した非神経組織および胚組織で増殖できるかどうか、また、Brunhilde株(Lansing株とは免疫学的に異なる)が非神経組織で培養できるかどうかを調べた。

研究の目的

  1. Lansing株が完全に分化した非神経組織で増殖できるかどうかを確認する。

  2. Brunhilde株が非神経組織で培養できるかどうかを確認する。

方法

  • 人間の包皮組織を使用して、Lansing株の培養を行った。
  • 胚組織(皮膚、筋肉、結合組織、脳)を使用して、Brunhilde株の培養を行った。
  • 培養液の交換を行い、ウイルスの増殖を確認した。

結果

  • Lansing株は、88日間にわたって5回の連続培養で維持された。この間、培養液は17回交換された。
  • Brunhilde株は、皮膚と筋肉の培養で73日間、脳組織の培養で39日間維持された。
  • これらの結果から、Lansing株およびBrunhilde株は、非神経組織においても増殖できることが示唆された。 結論
  • この研究により、ポリオウイルスのLansing株およびBrunhilde株が、非神経組織においてもin vitroで増殖できることが示された。
  • この発見は、ポリオウイルスの研究およびワクチン開発において重要な意味を持つ。 この研究は、ポリオウイルスの培養方法を確立し、後のポリオワクチン開発に大きく貢献しました。

この研究では、培養液を遠心分離し、得られた上清をマウスやアカゲザルに脳内接種しています。

そして、マウスやサルが麻痺を起こすかどうかを確認し、ポリオウイルスの感染の有無を判断しています。

対照実験については、使用された培養液についての具体的な詳細が明確に記載されていません。

対照実験として、ウイルスに感染していない組織から得られた培養液が使用されたことが「示唆」されており、この培養液は、ウイルスが存在しないことを除けば、ウイルスが存在する培養液と同様の成分を含んでいると考えようと思えば考えられる記載になっています。

この論文の問題点は以下の通りです。

この論文は、ポリオウイルスの培養に関する重要な研究を報告していますが、いくつかの科学的な矛盾や研究の弱点、不備が考えられます。以下にそれらを挙げます。

  1. 培養液の添加物の一貫性:
  • ウイルスを含む培養液とウイルスを含まない培養液の添加物が完全に同じかどうかが明確に記載されていません。これは、実験結果の再現性や信頼性に影響を与える可能性があります。
  1. 対照実験の詳細:
  • 対照実験として使用された培養液の調製方法や、その培養液がウイルスを含まないことを確認するための具体的な方法が明確に記載されていません。対照実験の詳細が不足していると、結果の解釈に影響を与える可能性があります。
  1. 動物実験の限界:
  • 実験で使用された動物の種類(マウスやアカゲザル)によって、ウイルス感染の感受性が異なる可能性があります。例えば、ある種の動物がウイルスに感染しない場合、その動物を用いた実験結果の解釈には注意が必要です。
  1. 実験の再現性:
  • 実験の再現性を確保するためには、より詳細な方法論や条件の記載が必要です。論文中の方法論の記載が不十分な場合、他の研究者が同じ実験を再現することが困難になる可能性があります。
  1. 統計的解析の不足:
  • 実験結果の統計的解析が不十分である可能性があります。統計的解析が不十分な場合、結果の信頼性や有意性を評価することが困難になります。

これらの点は、研究の信頼性や再現性に影響を与える可能性があるため、今後の研究で改善されることが望まれます。

このように、この論文も科学的性質の欠けたものでした。

ポリオの原因は農薬だったので、再現実験などされたら困るのでしょう。

【ポリオは人工的に捏造された病気】ポリオの原因は、ウイルスではなく大量に撒かれた農薬だった!! ポリオワクチンも“ただの毒”

ノーベル賞を受賞した「エンダース」の論文を3つ紹介しましたが、いずれも科学的に問題があるものでした。

ノーベル賞は人を上手くだました人が貰える賞ですね。

ノーベル賞創設の目的はアインシュタインの嘘を隠蔽するため。

ウイルスは存在していないので、ウイルスに関する論文を読むのは時間の無駄ですから、この程度にしておきます。

医学会がどれだけ嘘をついてきたか、アルツハイマー病ひとつとっても明らかです。

【医療利権の闇】アルツハイマー病の原因が「アミロイドβ」と主張した論文の研究者が捏造を認める すでに2500回以上引用された2006年のNature論文を撤回

この世から嘘が無くなりますように、医療利権が滅びますようにお祈りします。

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