母子感染症「TORCH症候群」の嘘(その2)。

前回の記事「母子感染症「TORCH症候群」の嘘。」にて、「本当に胎盤を細菌や原虫が通過できるのか」と疑問を残したままで終わりましたが、あっさりと結果が出ました。

結論から言うと、通過できません。

以下、胎盤の構造について引用します。

胎児に酸素や栄養素を与えるベースである胎盤は、妊娠の経過とともに発達し、分娩期には直径20cm、厚さ2〜3cm、重さ500gの円盤状になります。胎盤は母体の組織に由来する基底脱落膜と、胎児の組織である絨毛が一緒になって構成されており、円盤状の基底脱落膜のなかに絨毛(じゅうもう)が納まっているような形をしています。

基底脱落膜と絨毛の間の空間(絨毛間腔)には絨毛が多数突出しており、そこを酸素と栄養素に富んだ母体血(ぼたいけつ)が満たしていきます。絨毛には胎児循環と連絡する毛細血管が含まれ、毛細血管と母体血の間は薄い壁で隔てられています。

この薄い壁は胎盤関門(たいばんかんもん)と呼ばれ、水や酸素、二酸化炭素、アミノ酸、グルコース、無機塩などの低分子物質、ホルモン、免疫グロブリンのIgGなどは通過することができますが、母体のタンパク質やウイルス、細菌は通過できない仕組みになっています。これは、胎児を守る重要な仕組みになります。

胎盤の構造はどうなっているの?

引用記事にはっきりと「細菌は通過できない」と書かれています。ということは、細菌よりも大きい原虫も通過できないでしょう。

一方、「無機塩」は胎盤を通過することができると書かれていますが、無機塩には「塩化水銀」や「塩化鉛」などの重金属が含まれます。

そして、妊娠早期の鉛、水銀、カドミウムのばく露は、乳児の神経障害や発達障害、内分泌障害などと相関関係があることが知られています。

Heavy metals (HMs) are environmental contaminants with toxic properties for wildlife and humans. The placenta is a privileged organ that, along with the fetal membranes and amniotic fluid, enables growth and development of the fetus during the physiological pregnancy. It also acts as a filter reducing the passage of harmful substances, protecting the embryo and then the fetus from exposure to pollutants. The placental barrier is not completely impermeable to the passage of harmful substances; indeed, HMs were detected not only in placental tissues, but also in amniotic fluid and umbilical cord blood. The amniotic fluid can be considered as a valuable marker of prenatal exposure to exogenous factors, and as an indicator of the integrity of placental barrier. The effect of an intrauterine exposure to heavy metals has been amply evaluated during the last decades. Several studies investigated the exposure to HMs in order to evaluate the mechanism of placental transfer and the impact on fetuses and later children’s health. In particular, the early exposure to Pb, Hg, and Cd was correlated to infant health effects, such as neurological, developmental, and endocrine disorders. The aim of this mini-review is to summarise the current state of knowledge about the interaction between HMs and placental barrier, considering possible implications on fetal health.

(機械翻訳)

重金属 (HM) は、野生動物や人間にとって有毒な特性を持つ環境汚染物質です。胎盤は、胎児膜および羊水とともに、生理的妊娠中に胎児の成長と発育を可能にする特権的な器官です。また、有害物質の通過を減らすフィルターとしても機能し、胎児、さらには胎児を汚染物質への曝露から保護します。胎盤バリアは有害物質の通過を完全に遮断するわけではありません。実際、HM は胎盤組織だけでなく、羊水や臍帯血からも検出されました。羊水は、出生前における外因性因子への曝露の貴重なマーカーとして、また胎盤バリアの完全性の指標として考えることができます。重金属への子宮内曝露の影響は、過去数十年にわたって十分に評価されてきました。胎盤移植のメカニズムと胎児およびその後の子供の健康への影響を評価するために、いくつかの研究が HM への曝露を調査しました。特に、初期の鉛、水銀、カドミウムへの曝露は、神経障害、発達障害、内分泌障害などの乳児の健康への影響と相関していました。このミニレビューの目的は、胎児の健康への影響の可能性を考慮しながら、HM と胎盤関門の相互作用に関する現在の知識を要約することです。

Heavy metals and placental fetal-maternal barrier: a mini-review on the major concerns

そのようなわけで、前回記事も合わせて考えると、母子感染症「TORCH症候群」の正体は重金属中毒だと思います。

ところで、引用記事によると臍帯血や羊水からも重金属が検出されるとのことです。

(羊水は赤ちゃんのおしっこからできています(こちら)。)

赤ちゃんは羊水を飲み込んでいますから、消化管の中にも重金属が入ります。

そうなると重金属には殺菌作用がありますから、胎児の腸内細菌叢にも影響を及ぼす可能性があります。

最近、新生児期の腸内細菌叢がアレルギーや喘息、炎症性腸疾患、自己免疫性疾患などの発症に関係していると考えられているようです。

胎児期から出生後における児の細菌叢の形成

しかし、重金属は腸内細菌叢の破壊を引き起こし、かつこれらの疾患を引き起こします。

おまけに生後すぐに始まるワクチン接種でも、喘息やアレルギーなどを発症する危険性が増加します。

「母子手帳」にコロナワクチンのスケジュールが追加 子供の病気の大半がワクチンによって引き起こされている可能性大

【国際学術誌】ワクチン未接種の子供は、ワクチン接種した子供よりも健康であることを示す研究結果を発表 日本の学者は無視?

重金属入りのワクチンや薬で病気を作って、その責任はウイルスや細菌へ。

医学会の罪はどれほど重いのでしょうか。