「治療するほど、がんは悪性化する」ー前立腺がんだけではない、医療界の不都合な真実
前回の記事では、前立腺がんの治療が、かえってがん細胞を「薬が効かないタイプ(神経内分泌型など)」へ進化させてしまう、という衝撃的なメカニズムについてお話ししました。
「それは前立腺がんだけの特殊な話でしょ?」と思われた方もいるかもしれません。 しかし、残念ながら答えは「NO」です。
今回は、がん医療全体に潜む「治療のジレンマ」、そしてなぜ現代の医療システムが「治すこと」よりも「治療行為そのもの」に突き進んでしまうのか、その構造的な闇に迫ります。
1. 驚愕の事実:他のがんでも起きている「治療による悪性化」
「抗がん剤を使えば使うほど悪性化する」
がんには専門用語で「獲得耐性(かくとくたいせい)」と呼ばれる性質があります。
前立腺がんと全く同じメカニズムが、他のがんでも確認されています。
- 肺がん(非小細胞肺がん): 分子標的薬による治療後、生き残った細胞が、前立腺がんと同じように、極めて進行が早いタイプに変身(形質転換)してしまうことがあります。
- 乳がん、皮膚がん(メラノーマ)など: 多くのがんで、治療のストレスが「生き残るためのスイッチ」となり、薬が効かない別ルートの増殖回路を活性化させてしまいます。
抗生物質で「耐性菌」が生まれるのと同じようなことが、がん細胞でも起こるのです。
2. なぜ知られていない?
これほど重大な事実が、なぜ一般常識になっていないのでしょうか?
- 一般人の認識: 「がんは放っておくと一方的に悪くなる。だから早く見つけて、早く治療したほうが良い。」
- 専門家の認識: 「抗がん剤で治療しても、弱い細胞だけが死んで、強い細胞(耐性細胞)が生き残り、治療前よりタチが悪くなるリスクがある。」
しかし、「治療が逆効果になることもある」という真実は、患者の希望を奪い、医療への不信感を招きかねないため、専門家はなかなか口に出せないのではないでしょうか。
「標準治療」という絶対的権威
医師はこのように教育されています。
- 「エビデンス(科学的根拠)に基づく医療」こそが正しい
- 「ガイドライン(標準治療)」に従うことが最善
- それに疑問を持つことは「非科学的」
しかし、誰が、どのような利益相反の中でエビデンスを作ったか、は教えられません。
また、ガイドラインの作成者が製薬会社から資金提供を受けていることは語られません。
3. 医療システムの構造的欠陥
現場の医師たちは目の前の患者さんを救おうと必死ですが、彼らが属するシステムは冷徹な論理で動いています。
それが 「出来高払い制度」 です。 診察、検査、投薬、手術……医療行為を行えば行うほど、病院に収入が入る仕組みです。
- もし医師が「何もしない(経過観察)」を選択したら? → 病院の収入は激減します。
- もし高額な抗がん剤治療を続けたら? → 病院(そして製薬会社)は潤います。
さらに、医師としての立場として:
- 「治療しない方が良いかもしれない」と思っても、それを勧めにくい
- 「標準治療」を行えば、結果が悪くても責任を問われにくい
- 「経過観察」を選んで悪化すると、訴訟リスクがある
このシステムの下では、「(たとえ過剰であっても)医療行為を継続すること」 の方へ、強力な経済的インセンティブ(動機付け)が働いてしまうのです。
さらに付け加えるなら、多忙な外来では「何もしないほうがいい」と説明・説得する時間がないのです。
4. 究極の問い:「治療しなかったほうが幸せだったのでは?」
これまでの話を総合すると、一つの避けがたい問いが浮かび上がります。
「症状がない段階で、検診で見つかったがん。もし一切の治療(介入)をしなかったら、その人はもっと幸せな一生を送れたのではないか?」
- 検査結果に一喜一憂する不安はない。
- 手術や薬による副作用もない。
- 治療ストレスによるがんの「悪性化」も引き起こさない。
「症状が出たら、その苦痛を取り除く」という本来の医療に徹し、それまでは「健康な人」として普通に暮らす。
しかし、症状が出るまで放置すれば、治癒可能だったがんが手遅れにになると言う人がいるかもしれません。
5. 治療しなければ手遅れになるのか?
個人的な経験ですが、知り合いの内科医が早期胃がんを内視鏡で経過観察したところ、進行がんになるまでに20年以上かかったという話を聞きました。
高齢者の進行がんが、治療なしで何年も進行しないというのも見ました。
例えば「胃がん=早期発見で治癒率90%」という統計データがあるとして、だから早期発見・早期治療したほうがいいという前に、「治療しなかった場合どうなるか」のデータが実はほとんどないことが見落とされています。
早期がんで治療した群の良好な成績は、「治療したから良かった」のか「もともと進行しないがんを治療しただけ」なのか。
「治療しなければどうなったか」は実は誰も知らないのです。
「がんは放っておくと一方的に悪くなる」というのは思い込みであって、実際にはそうではありません。
それでも、「抗がん剤治療でがんの生存率が改善した(だから標準医療は正しい)」と言う人がいるかもしれません。
しかし、以下のことが見落とされています。
- 公衆衛生の向上(上下水道、栄養改善)や抗がん剤の副作用に対する支持療法の進歩によって、抗がん剤治療の結果が見かけ上、良くなっている可能性
- その他の医療の進歩による寿命延長
- 社会の経済状況の改善
さらに重要な点として、リードタイムバイアスがあります。
検診で早期発見した場合:
- 診断から死亡までの期間が長く見える
- しかし実際の寿命は変わっていない可能性
例:
* 症状で発見:50歳で診断→52歳で死亡(生存期間2年)
* 検診で発見:45歳で診断→52歳で死亡(生存期間7年)
→ 生存期間は延びているが、実際の寿命は同じ
これを区別するには全死因死亡率の比較が必要ですが、多くの研究はこれを示していません。
例:100人の患者さんがいたとして
抗がん剤治療群:
- がんで死亡:30人
- 心不全で死亡:10人(抗がん剤の副作用)
- 肺炎で死亡:5人(免疫力低下)
→ 「がん生存率70%!治療は有効!」
無治療群:
- がんで死亡:40人
- 心不全で死亡:2人
- 肺炎で死亡:1人
→ 「がん生存率60%」
結論:「治療でがん生存率が10%改善!」
しかし実際の生存者数は:
- 治療群:55人生存
- 無治療群:57人生存
→ 全体で見ると、治療群の方が死亡者が多い
「全死因死亡率を示さない」問題は、次の2つを含んでいます。
- 治療による他疾患死亡の増加を隠蔽(同時期の比較でも)
- 医療全体の進歩による寿命延長を、がん治療の効果と混同(歴史的対照との比較で)
抗がん剤治療で寿命が延長したという主張の多くは、
- がん特異的生存率のみを見ており、治療による他の死因の増加を考慮していない
- 全死因死亡率を示していても、医療全体の進歩(感染症、心血管疾患の治療)の寄与と分離できていない
- 代替指標(腫瘍縮小、無増悪生存期間)の改善が、実際の寿命延長を意味するとは限らない
ということです。
6. なぜ治療によって悪性化するのか
がんを「異常な細胞の増殖性疾患」ではなく、「組織のストレスに対する反応」と考えると答えが出ると思います。
抗がん剤は細胞にとって毒ですから、抗がん剤を投与するほど、細胞は生き残るために全身の代謝を変化させ、毒を排除しようと努力します。
【がんの動的適応応答説】AIとの対話を通じて、「がん」の本質に迫る。
腫瘍は身体の緊急適応反応なのか?—金属代謝と骨転移から考える新しい仮説
腫瘍エクソソームは炎症も操作している——金属隔離システムの全体像
従来のがんの認識では「悪性化」ですが、以前お伝えした仮説に基づくと「適応反応」なのです。
適応反応によって、炎症や骨破壊、病変の多発が起こるのです。
がんは、身体の叫び声と言えるでしょう。
多くの方が、「がんと何か」と改めて考えるきっかけになると幸いです。
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これまでこの有料記事では、特に人間の「霊魂」の救いについてお話をしてきましたが、今回は「肉体」の救いについて神様が話をしてくださいました。
これまで何度も話をしてきましたように、私たちの「霊魂」がきちんと成長して救われるためには、「肉体」という母体がどうしても必要です。
「肉体」なしに「霊魂」が成長し、救われることはとても難しいからです。
そのために、神様は私たちに「肉体」を与えてくださったわけですが、私たちの多くはこの「肉体」の健康をないがしろにし、きちんと管理をしていません。
また、例えきちんと健康管理をしようとしても、この世には嘘にまみれた健康情報があまりにも多く氾濫しているため、どのように健康を管理すればいいのか、頭が混乱している人も多いはずです。
もっとも、私の有料記事を読んで信仰生活を始めた人は、それだけでも既に心身ともに軽くなり、以前に比べて格段に健康が良くなったと思いますが、例えそうであっても、健康の管理はこれからもしっかりと続けなければなりません。
そのように健康になれたのは「聖霊」の力によるものですが、「聖霊」だけでは肉体の健康を守りきることはできないからです。
また、今回は既に病にかかった人に対しても、必ず治るから祈りつづけなさいと話してくださいました。
基本的に神様は、私たちをわざと病気にして撃つようなことはしません。
悪人を裁くために「肉体」を撃つことはあっても、義人の「肉体」を撃つことは絶対にありません。
信仰を試したり、信仰を入れたりするために撃つことはあっても、最後の最後まで義人の「肉体」を病気のままにしておくことは絶対にありません。
神様は基本的には義人の「肉体」を健康にしようと導いておられます。
ですから、例えどんな病気にかかっている人でも、祈り求めていれば必ず治ると神様は仰ってくださいました。