【大阪万博】レジオネラ肺炎と過敏性肺炎

大阪万博に行った後、咳が止まらなくなった人や肺炎になった人が沢山いるようです。

【大阪万博】来場者やスタッフから体調不良を訴える声が続出 万博協会は因果関係が認められた場合のみ「治療費を支払う」と発表 

万博会場ではレジオネラ菌が検出されており、レジオネラ菌による肺炎が疑われています。

万博協会は、万博のウォータープラザでの水上ショーとの因果関係が確認された場合に検査費用を負担すると言っているようですが、肺炎や咳の原因は、レジオネラ菌や水上ショーだけが原因とは限りません。

 

万博会場では、以下の投稿のように足下からミストが出ています。

 

レジオネラ菌が発生しているということは、水質の監理が不適切なわけですから、カビやその他の菌も発生している可能性があります。

そのような状況で、噴水やミストを噴出させると、レジオネラ肺炎だけでなく過敏性肺炎を生じることがあります。

レジオネラ肺炎では、全身倦怠感、頭痛、食欲不振、筋肉痛などの症状に始まり、咳や38℃以上の高熱、寒気、胸痛、呼吸困難が見られると言われています(こちら)。治療は抗生物質の投与になります。

一方、過敏性肺炎はアレルギーによる肺炎で、抗生物質は効きません。

過敏性肺炎とは、有機物の粉塵(ふんじん)や化学物質といった抗原によって引き起こされるアレルギー性の肺炎です。原因となる抗原を繰り返し吸い込むことでアレルギー反応が生じ、肺胞(肺にある小さな袋)や細気管支(細い気管支)の中や周囲に炎症が起こります。

その結果、咳や息切れ、発熱などの症状が現れます。軽度であれば抗原を回避することで回復しますが、重症の場合には薬物療法や酸素療法が必要になることがあります。

(中略)

過敏性肺炎は、症状が発現する速さに応じて急性、亜急性、慢性に分類されます。

急性過敏性肺炎は原因となる抗原を吸い込んでから通常4~8時間後に症状が現れ、亜急性過敏性肺炎では数日から数週間かけて発症します。

慢性過敏性肺炎においては数か月から数年かけて繰り返し抗原を吸い込むことで発症し、徐々に進行していきます。また、慢性的な炎症に伴って肺が厚く硬くなっていき(線維化)、呼吸不全に陥ることがあります。

過敏性肺炎の原因となる抗原は300以上あるとされています。頻度の高いものとしてカビが挙げられ、特にトリコスポロンという真菌が原因になることが多く、これは主に木造の古い家に生息します。また、カビの生えた穀物や干し草の中にいる菌や、エアコンや加湿器に生じた菌など、さまざまな菌が抗原となりえます。菌は一般的に高温多湿の環境を好むため、過敏性肺炎は夏に頻発し、夏型過敏性肺炎と呼ばれています。

そのほかの抗原として、きのこの胞子、鳥類の糞または羽に含まれるタンパク質、ポリウレタンの原料の1つであるイソシアネートなどが挙げられます。

(中略)

過敏性肺炎の典型的な症状は、乾いた咳(多くは痰を伴わない)、運動時の息切れ、発熱などです。ただし、発症の仕方や症状については急性、亜急性、慢性で異なります。

急性過敏性肺炎

急性過敏性肺炎では、高濃度の抗原を吸い込んでから通常4~8時間後に咳や息切れ、発熱、悪寒、胸痛などが現れます。吐き気・嘔吐、食欲不振が見られることもあります。このような症状は、抗原を回避することで通常1~2日程度で改善しますが、場合によっては完治するまでに数週間を要することもあります。

亜急性過敏性肺炎

亜急性過敏性肺炎では、数日から数週間にわたって咳や息切れ、疲労、食欲不振などの症状が現れます。

慢性過敏性肺炎

慢性過敏性肺炎では、低濃度の抗原に長期間さらされることで、数か月から数年かけて咳や息切れ、疲労、体重減少の症状が現れます。また、慢性的な炎症によって肺の線維化が徐々に進行していき、一度線維化した部分は元には戻りません。進行すると呼吸不全に陥ることがあり、適切な処置を行わなければ呼吸不全はさらに進み、酸素を取り入れるために酸素供給器が必要になることもあります。

過敏性肺炎

過敏性肺炎では、抗原に曝露されると再発しますので、以下の投稿者のように、万博に行くたびに咳が悪化する可能性があります。

 

万博協会は、レジオネラ菌だけでなく、過敏性肺炎が起きている可能性も踏まえて、適切に対応する必要があると思います。

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