【危険】大阪万博会場で毒ガスの硫化水素が発生していた。

メタンガスの爆発事故があった大阪万博会場の夢洲では、毒ガスの硫化水素も発生しているそうです。

爆発事故があった夢洲1区は廃棄物の埋め立て地。メタンガスのほかに硫化水素などが地下から発生している。無臭のメタンガスに対し、硫化水素は「タマゴが腐ったニオイ」だ。くっさいウンコの原因でもある。

 万博協会の資料によると、夢洲1区に設置されているガス管26カ所でメタンガスなどを測定したところ、14カ所で硫化水素を検知したという。計2590回の測定のうち「基準値1ppm超」を277回、「1ppm以下」を88回検知した。ちなみに硫化水素は「0.3ppm」で臭気を感じるレベル。「1ppm超」がクサくないはずない。

 爆発事故現場の東トイレ棟の地下ピット内では測定1364回のうち「1ppm超」を221回、「1ppm以下」を144回検知した。

 協会は爆発事故を受け、ピットから屋外へ通じる強制換気型の排気ファンを設置する計画だが、硫化水素は空気より重いため屋外に排出されても滞留する可能性がある。つまり、ガス管や東トイレ棟の周囲は、うっすら「ウンコ臭い」かもしれないのだ。

大阪万博はうっすらウンコ臭い? “腐った卵”硫化水素が流出も「対策これから」の体たらく

記事ではニオイのことだけが伝えられており、お笑いネタのようになっていますが、硫化水素は毒ガスですので、お笑いではすみません。

ウィキペディアには、硫化水素の毒性について以下のように記載されています。

毒性

労働安全衛生法の第2類特定化学物質に毒薬指定をされている。化学的な反応性の高さによる皮膚粘膜への刺激性とミトコンドリアに所在するシトクロムcオキシダーゼの阻害が挙げられる。

シトクロムcオキシダーゼ阻害作用は非常に急速に発生する。高濃度での曝露を受けた場合には数呼吸で肺の酸素分圧が低下することによる呼吸麻痺を起こし、呼吸中枢が活動できなくなる結果昏倒に至る。この現象は「ノックダウン」とよばれる。皮膚粘膜への刺激性は中長期的な影響となり、気管支炎や肺水腫を起こす[9][10]。年余にわたる微量の曝露では変異原性が指摘されている[11]。

嗅覚の麻痺

硫化水素は独特の臭気があるが嗅覚を麻痺させる作用もあり、高濃度で匂いを感じなくなる。したがって濃度が致死量を超えていても嗅覚で知覚できないケースもある。知らずに近づいた登山者やスキー客・温泉客が死亡する例も見受けられる。

管理

鉱工業においてはビルの汚水槽や排水プラント等の下水道施設、化学工業・実験施設において事故が度々発生しており、このような場所での作業では監視・管理が法規制されている[12]。

死亡

即死濃度に満たない濃度の硫化水素ガスを長時間吸引して死亡した場合、遺体に暗紫赤色や緑色を帯びた暗赤褐色の死斑が現れたり、遺体の臓器が灰緑色になったりすることがある。これらは血液に含まれるヘモグロビンに硫化水素が作用し、硫化ヘモグロビンになることによる[13]。

即死濃度(800〜1000ppm)以上の高濃度硫化水素ガスを吸引して死亡した場合、体内で形成される硫化ヘモグロビンの量が少ないため、死斑や血液の色調は通常の急死の場合とほぼ同じであり、遺体が緑色になるということはない[14]。

救出

前述の通りの毒性の高さや皮膚粘膜への刺激性や空気より重い性質などから、急性中毒者の不用意な救出は深刻な二次被害をもたらす危険がある。とくに、急性中毒者を助け起こそうとする試みは致命的なものとなる可能性がある。救助活動には空気呼吸器の着装が必須であり、化学防護服の着装が望ましいとされている。発生室内を不用意に換気するのも(空気より重いので拡散が遅く)周囲への二次被害の危険がある。各地の消防においては、簡易型硫化水素除去装置[15][16]等を配備し、安全濃度に至るまで活性炭に吸着させるなどの処置をとっている。引火性もあるため、救出時には火気への注意が必要である。

硫化水素

検出された硫化水素は 1ppm 前後のようですから、直ちに命に係わる濃度ではなさそうですが、乳幼児への影響は分かりません。

H2S

乳幼児は何かあっても症状を訴えることができないので、このような危険な場所に連れていくべきではありません。

大阪万博は、もう完全に終わってしまったのではないでしょうか。

メタンガス爆発事故についても海外の参加国に伝えていなかったそうですし、もう「命輝くなんとか」と言う資格はないですね。

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