自己免疫疾患という病気は存在しない ーその2ー

以前、自己免疫疾患という病気は存在しないという記事を書きましたが(こちら)、大まかに書きすぎたのか、ご理解いただけない方がいるようです。

私は神でもキリストでもありませんので、私の考えに間違いがあるかもしれませんから、自分が正しいと主張するつもりはありませんし、無理に理解して頂こうとも思いませんが、取り敢えず自己免疫疾患についてもう少し詳しくお伝えしたいと思います。

まず、多くの自己抗体が実際にどのように病態に関与しているのかは、まだ完全には解明されていません。

自己抗体は、自己免疫疾患において重要な役割を果たすことがあると言われていますが、すべての自己抗体が病原性を持つわけではありません。

多くの自己抗体は、疾患の診断マーカーとして機能する一方で、実際の病態に寄与しない場合もあります。

自己抗体が存在することが必ずしも組織障害を引き起こすわけではなく、自己抗体の存在と病理的な損傷との因果関係はしばしば不明確です。特に、細胞内抗原に対する自己抗体は、抗原が細胞内にアクセス不可能であると考えられるため、一般に非病原性であると考えられています。

一部の自己抗体が細胞内に侵入できるという報告は存在しますが、その実験結果の再現性には課題があり、さらなる研究と実験条件の標準化が必要とされています。現時点では科学的なコンセンサスが得られていません。

自己抗体が生成される原因はいくつかあります。

自己抗体の生成に関する原因は、現在の研究においていくつかの要因が考えられています。

以下に、主な原因をまとめます。AIによる回答です。

自己抗体の生成に関する原因は、現在の研究においていくつかの要因が考えられています。以下に、主な原因をまとめます。

1. 免疫寛容の破綻

正常な免疫系では、自己抗体の生成を防ぐために免疫寛容が働いています。しかし、何らかの要因によってこの機構が破綻すると、自己抗体が生成されることがあります。具体的には、B細胞が自己抗原を誤って認識し、自己抗体を産生することがあるとされています。

2. 遺伝的要因

遺伝的な素因も自己抗体の生成に寄与することが知られています。特定のHLAクラスII分子を持つ個体は、特定の自己免疫疾患にかかりやすいことが示されていますが、個々の遺伝子の影響は複雑であり、単一の遺伝子が直接的に自己抗体の生成を引き起こすわけではありません。

3. 環境要因

環境要因も自己抗体の生成に関与しています。ウイルス感染や特定の化学物質への曝露が、免疫系にストレスを与え、自己抗体の産生を引き起こす可能性があります。特に、感染症が自己免疫疾患の引き金となることが多くの研究で示されています。

4. 細胞死と抗原の露出

細胞死(アポトーシスやネクローシス)によって、細胞内の抗原が外部に露出することが自己抗体の生成を促進する要因とされています。細胞が死ぬと、内部の抗原が放出され、これがB細胞によって認識されることで自己抗体が生成されることがあります。

5. 分子模倣

外来抗原と自己抗原の構造的類似性が、自己免疫反応を引き起こすことがあります。この現象は分子模倣と呼ばれ、特定の感染症が自己抗体の生成を促進するメカニズムとして考えられています。

結論

自己抗体の生成は、免疫寛容の破綻、遺伝的要因、環境要因、細胞死による抗原の露出、分子模倣など、複数の要因が複雑に絡み合っていると考えられています。これらの要因が相互に作用し、自己免疫疾患の発症に寄与することが示唆されています。今後の研究によって、これらのメカニズムの理解がさらに深まることが期待されます。

原因としてウイルス感染が挙げられていますが、ウイルスは存在していないことが既に明らかになっています(こちら)。

免疫寛容の破綻と細胞死による抗原の露出は、重金属や石油化学製品などの毒性化学物質によって引き起こされる可能性があると考えられています。

分子模倣における外来抗原には、細菌やウイルスなどの感染性病原体や、環境化学物質、食品アレルゲンなどがあると言われています。ここでも毒性化学物質が重要になってきます。

ということで、毒性化学物質と遺伝的要因が自己抗体の産生にとって重要だということになります。

ただし、繰り返しになりますが、自己抗体の存在と病気との因果関係は不明確です。

そして、毒性化学物質の暴露が自己免疫疾患と同じ症状を引き起こすことは、以前の記事でお伝えしました(こちら)。

毒性化学物質によって組織傷害や炎症が起きたとき、自己抗体が何らかの働きをする可能性はありますが、自己抗体が病気を引き起こしているのではないということは明らかなのではないでしょうか。

自己免疫疾患と毒性物質との関係は、既に報告されています。

Exposure to Environmental Toxins and Autoimmune Conditions

自己抗体が自分自身を攻撃することは、プログラミングのバグに例えられると思います。

自己免疫疾患では、免疫系が自己の組織を異物と誤認し、自己抗体を生成して攻撃を開始します。この誤認識は、免疫系の「プログラム」におけるエラーに相当します。

私たちの肉体は、全知全能の神様が創造してくださったもので、極めて精密に作られています。

一つ一つの細胞が精密な機械であり、完璧に作られています。

神様が創造した人間に、免疫系が自己の組織を異物と誤認して自分自身を攻撃するというエラーが発生するでしょうか。分子模倣で免疫に異常が起きて、自分自身を攻撃するということが起こり得るでしょうか。